セルバネグラ農園 ウォッシュト

El Salvador
エル サルバドル

COFFEE HUNTERS STORY

コーヒー生産の盛んなエル サルバドルの中でも、グアテマラ国境に近いサンタアナ地方は火山灰性の土壌から上質の酸味を持ったバランスの良いコーヒーを産出します。何代にも渡りコーヒー作りに携わってきた名家マティス一族が守るセルバネグラ農園には、未知のコーヒーが残されていました。「ケニア」と呼ばれるその豆は、1960 年代にアフリカを訪問したサルバドル人が野生種を持ち帰ったのが起源と言われています。エル サルバドルでも一部の地域でわずかに栽培されましたが、現在はほとんど残っていません。アフリカのどこから来たのか、何故ケニアと呼ばれたのか、今となっては誰も知りません。農園の管理人さえ気に留めなかったこの品種をコーヒーハンター José 川島良彰が見出しましたが、当時の農園主ロベルトマティスレガラードの品質への理解と志なくして日本に届くことはなかった希少種です。

味、香りの特徴

【風味の傾向】バターやヨーグルトを思わせる柔らかな口当たり、ベルベットのように滑らかな舌触り。キャラメルのような甘く香ばしい風味が際限なく広がる。

2019    ASK

バニラやシフォンケーキの甘い香りで穏やかに始まり、レモンやヨーグルトの爽やかな酸味が織り重なったかと思えば、とろりとしたコクが舌を そっと包みこむ。

2018    ¥11,000

杏子、ジンジャーのアロマ。黒蜜のようなねっとりとした質感と洋梨のような優しい酸。アフターにアーモンドの香ばしさ。一本の大樹のような存在感の ある甘さ、その周辺に色とりどりのフレーバーが花開く。

2017    ¥22,000

キャラメルの風味。ヨーグルトのような酸があり、口当たりはとても滑らか。濃厚で甘い余韻はラムレーズンを思わせる。

2016    ¥11,000

洋梨のような甘い風味が広がり、甘く香ばしいキャラメルのような後味に包み込まれる。フルボディでどこまでも続く甘み。

2015    ¥13,200

黒蜜のように滑らかな舌触りと洋梨のようなとろける甘みと華やかな香り。後味は香ばしい甘みが広がる。

2014    ¥66,000

スパイス、キャラメルのアロマ。ヨーグルト、オレンジなど複雑なフレーバー。バターのような滑らかな舌触りで余韻が長い。

2013    ¥66,000

蜂蜜やナッツ、スパイスの複雑なフレーバー。口当たりはとても滑らかで、キャラメルのような甘く香ばしい後味が長く続く。

2012    ¥165,000

ベリーを思わせる甘酸っぱいフレーバー。まろやかな口当たりで複雑な香り。しっかりとしたボディで、柔らかい余韻を感じる。

2011    ¥88,000

フルーツ、ナッツ、チョコレートのフレーバーが複雑に混ざり合い、後にはヨーグルトを思わせる余韻が残る。